滋賀県神道青年会 創立60周年実行委員会
記念事業計画 【主な概要と目的 】
活動方針
   
 当会は昭和二十四年、未だ占領下にあった時代、近畿地区唯一の青年神職協議会として設立されました。以後も連綿と先輩諸賢のご尽力により継承発展を続け、平成二十一年に創立六十周年の節目を迎えます。

 そこで、平成十八年、当会に特別委員会「創立六十周年準備委員会」を発足。審議を重ね「創立六十周年実行委員会」に改編、設置しました。同委員会では「ありがとう〜感謝のこころを伝えよう〜」を主題とし、種々計画を推敲してきました。
本年からは、全会員で計画を具体化し、順次実行していきます。

 この主題には、神への感謝はもちろんの事、関係各位や先輩諸賢を始め人への感謝、自然の恵みなどをありがたく感じ謝意を表すことを忘れない「こころ」を、私たち会員自身があらたにすること、併せて後進や子供たち、さらにより多くの人々に伝えたいという意味を込めています。

 先ず、主な事業として「お米づくり・お酒づくり」を計画しています。
日頃御神前に奉るお米の栽培及びお酒の醸造過程を一貫して体験するのに併せて、青年神職として各課程において祭祀を厳修することで、神や自然を感じ、素養を深め、その本義を習得したいと思います。
また、会員家族や子弟、関係者と共に体験することでこのことを伝えていきたいと思います。
出来上がったお米、お酒は平成二十一年七月に予定の六十周年奉告祭において神饌として奉献し、同記念式典等において記念品として活用する計画を進めています。
その他の記念事業として、記念誌の発行、ホームページの作成などの計画をもしています。

 私たち会員は御縁によりこの節目の佳年において時を共有できました。この御縁を嬉み、同時に、先輩諸賢が築いて来られた御功績に感謝をしつつ、共に祝い、この慶事を全会員の努力によって成功させ、当会の新たな歴史を刻んでいきたいと思います。
大いに盛り上げ、楽しみつつ事業を納められるよう協力をお願いします。
滋賀県神道青年会
会 長 実行委員長
井口 盛司 谷 雅彦
お米づくり
   
  • 大津市内の棚田3反をお借りして、田植〜稲刈までの作業を体験する。
  • お米づくりを実践することにより、神道・日本文化そのものと言える稲作文化について再確認し、教養を身に着け、今後の神職としての活動に生かせるようにする。
  • この作業により四季の変化を肌で感じ、そこにあるたくさんの自然と接することにより、自然の恵みへの感謝を改めて実感し、自然の中で生かされていることを再認識する。
  • 米づくりを通してその都度神事を行い、人間に米づくり、米を食べることを教えてくださった神様や自然の恵みに感謝し、米づくりの無事、豊作を祈念するなど、実際に行う農作業を通して神事に対する「こころ」を更に磨き、そこで学んだ「こころ」によって、日常の奉務神社にての神事も更によりよい意味深いものとなるようにする。
  • 神事を通して、祭式や作法を再確認する機会とし、奉務神社にての日頃の神事においても生かせるようする。
  • この農作業と神事の両方を実践することにより、神観念を磨き、これを基に氏子崇敬者への信仰・神事の大切さの教化活動を更に図るようにする。
  • 米づくりを通して、その苦労や喜びを実感し、その上で、現役農家さんの意見も交えながら我々神職からの視点をもって現代の農業が抱える問題点などについて、意見交換を行い、将来のあるべき姿を考える機会とする。
  • 実った初穂の一部を、県内の別表神社に奉納する。
  • この活動により、会員同士の更なる連携・親睦を図る。また、会員の家族にも参加を呼びかけ、特に子どもたちに貴重な経験を与えることにより、体験学習及び思い出の場となるよう提供する。

お酒づくり
   
  • お米づくりにて、栽培し実ったお米のほぼ全てを使用し、お酒を造る。これは藤居本家様の協力を得て行う。
  • 造ったお酒は、記念式典の祭典はじめ、各種神事にお供えする。また、記念式典などの記念品としても使用する。
  • お酒造りを行うことにより、お米からお酒ができるまでの一連の工程を学び、日本独特の伝統文化であるお酒について、実践をもって確かな知識・教養を身に着ける。
  • お酒づくりを通してもその都度神事を行い、お酒づくりにおいての祭式等を学ぶ機会とし、奉務神社にての日頃の神事においても生かせるようする。
  • この作業と神事の両方を実践することにより、神観念を磨き、これを基に氏子崇敬者への信仰・神事の大切さの教化活動を更に図れるようにする。
  • お酒づくりを通して、その苦労や喜びを実感し、神道・日本文化と日本酒の関わりについて学び、日本酒の素晴らしさ大切さを広く伝えられるようにする。
  • 職人さんの意見も聞きながら、現代のお酒にとっての様々な問題点などについて、意見交換を行い、お酒に対して神社界ができることなどについて考える機会とする。
  • この活動を通して、実際に様々な作業を経験するとともに、楽しい催しも企画し、会員同士の更なる連携・親睦を図る。また、会員の家族にも参加を呼びかけ、特に子どもたちに貴重な経験を与えることにより、体験学習及び思い出の場となるよう提供する。

ホームページ作成
   
  • 滋賀県神道青年会の説明や活動年表を取り込み、現役の会員やOB会員はじめ、他県の青年会員や一般の人々が、現在の活動状況や過去の活動について閲覧できるようにし、相互理解を深め、当会の活動を幅広くアピールする場とする。
  • 創立60周年事業についても、各事業の進捗状況などを随時掲載し、相互理解を深める。
  • 一般の方々向けには、神道教化的なコンテンツを随時作成していく。
記念誌作成
   
  • 50周年時に作成された記念誌以来10年ぶりの発行。
  • 過去10年分の活動内容や、諸先輩方の寄稿を掲載し、充実した内容とする。
記念講演
   
  • 講師にパラリンピック・アスリートの佐藤真海氏をお迎えし、記念式典に併せ今回60周年のテーマである「ありがとう。感謝の心を伝えよう」に沿った内容の講演会を開催する。

    ■佐藤真海氏 講演内容

    【演 題】
    夢を跳ぶ 〜“ありがとう”が輝かせる『夢』、そして『命』〜



    【プロフィール】
    早稲田大学入学とともに入部した応援部チアリーダーズで活躍していた2001年冬、骨肉腫を発症、2002年4月に右足膝下を切断し義足の生活に。治療とリハビリを経て、2003年1月からスポーツを再開し、走り幅跳びでアテネパラリンピックの出場(9位)。2006年のワールドカップでは銅メダルを獲得するなど、実績を積みながら北京パラリンピックへの切符を掴み連続出場を果たす(6位)。

    佐藤真海氏ブログはこちら
記念式典
   
  • 平成21年7月22日(水)琵琶湖ホテルにて開催致します。
  • 記念式典に先立ち、大津大神宮にて奉告祭を執り行います。
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